フィリピンを訪れたビジネス客や留学生、観光客が主に利用するのは高速フェリーです。ですが、フィリピンの数多くの島々を結ぶのは高速フェリーだけではなく、むしろ路線数が多いのは一般のフェリーです。フィリピン滞在中にもしかすると利用する可能性もありますので、フィリピンのフェリー会社を一つ紹介しておきましょう。
スーパーフェリーはスーパーキャットと同じ2GOTravelグループに属するフィリピン最大のフェリー会社です。フィリピンの首都マニラと、フィリピン中部ヴィサヤ地方の中心都市セブの2大都市を拠点とし、フィリピン各地を結んでいます。看板路線であるマニラ−セブ線は1日に1往復が就航しています。飛行機ならば1時間ちょっとの距離を22時間かけて結んでいます。ちょうど一晩の船旅です。
ですがスーパーフェリーの路線の中でマニラ−セブ線はまだ短い方です。マニラから西部ヴィサヤ地方のバコロドへは27時間、フィリピン南部ミンダナオ島北部の中心都市カガヤンデオロへは33時間、さらにミンダナオ島の西南にあるザンボアンガへは43時間と2日近い長旅です。ビジネスでフィリピンを訪れた人には使いものにならないでしょうが、留学や観光できたならば、こうしたフェリーの船旅を楽しんでみても良いかもしれませんね。